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ELN導入による製品開発のDX推進! 迅速なデジタイゼーション・デジタライゼーションの実現

京セラ株式会社
事業内容 | 産業・自動車用部品、半導体関連部品、電子デバイス、切磋工事、空圧・電動工具、通信機器、情報機器の製造販売など |
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導入部署 | 機械工具事業本部 材料開発部 |
課題
- 紙の実験ノートでは実験情報やアイデア、ノウハウの共有が十分ではなかった
- 条件表やグラフ、写真を紙のノートに切り貼りする時間がかかっていた
- 紙ノートだと必要な情報を探すのに時間がかかっていた
効果
- 実験者の実験の狙い、アイデアやノウハウが共有できるようになった
- 実験ノート作成時間が短縮でき、記録するデータの質と量が充実してきた
- 過去の実験情報が容易に検索でき、情報共有にかかる時間が短縮できた
実験スキルの継承と実験データ利活用を目指して
開発者の実験ノートには実験情報に加え、様々なアイデアやノウハウ、試行錯誤の過程が記載されておりますが、紙のノートでは、そのすべてを共有できないという課題がありました。
そこで、開発者の実験スキルを継承すること、実験データの利活用を目的に電子実験ノートを探していました。
NEXSは、研究開発部門向けに開発した、汎用性・柔軟性が高く直感的に使えるWebアプリケーションベースの電子実験ノートです。
担当者毎にノートや紙に日々書き留めていたデータやナレッジなどの様々な情報を、PCやタブレットなどを用いて電子化してデータベースで一元管理し、データを共有・検索・活用することが可能です。
自由度の高いノート作成機能と豊富な入力機能
弊社の部署では様々な種類の材料を開発しており、材料毎に違った実験項目があるため、自由にノート作成ができる電子実験ノートを探していました。また、紙ノートと同様に手書きができ、写真撮影などの入力機能があるものを探しておりました。
NEXSは自由度の高いインターフェイスでノートフォーマットを作成でき、豊富な入力機能があるためNEXSを採用することになりました。
実験情報の共有とデータ蓄積
ノートを容易に検索できることから、実験担当者以外の人へも容易に情報共有ができるようになりました。また、プロジェクト構成やノートフォーマットを工夫することで、開発者がどのような考え方で実験を進めたのかが分かるようになりました。
必須の実験項目はフォーマット化することでデータの取り忘れを防止し、今後のデータ利活用のためのデータ蓄積体制を構築できました。
データ利活用と用途拡大によるDX推進
NEXSで蓄積したデータの活用により、開発業務の効率化を図ります。また、実験ノートという用途だけでなく議事録作成や装置点検表への展開など、DXを推進するツールとして活用していきます。
電子実験ノート(ELN)
NEXSとは
